皆様こんにちは。緑和堂名古屋営業所です。
今回ご紹介させていただきます商品は『林正太郎 志野花入 2点』です。
林正太郎とは、桃山茶陶の代表格である志野焼、その技法を用い現在も作陶を続けるのが林正太郎です。荒々しさのある造形と、大胆に掛けられた長石釉の白さの組み合わせは、現代に受け継がれた志野として、高い人気を誇っています。
1947年、岐阜県土岐市の窯元に生まれ、高校卒業後は一時期一般企業に就職するも、間もなく帰郷し、家を継いだ兄の作陶を手伝うようになります。幼き頃より間近で見ていたこともあり、その腕は確かで、間もなく自身で制作を行うようになりました。
1968年の岐阜県美術展において最高賞を受賞し、その才能を開花させると、その後は朝日陶芸展、日本伝統工芸展、東海伝統工芸展など様々な作品展で受賞を重ねました。美濃陶芸展では最高賞の美濃陶芸大賞の他、庄六賞、幸兵衛賞など主要3賞全ての受賞歴を持っています。
2012年、志野の伝統技法を受け継ぎ制作を行う姿が評価され、岐阜県より県指定重要無形文化財「志野」の保持者に認定されるなど、その活躍がまだまだ期待されます。