皆様こんにちは。緑和堂名古屋営業所です。
最近は天気があまり良くなく、雨が続いています。そのおかげかすごく過ごしやすい気候になってきました。私としてはとても嬉しい限りです。このまま暑さもなくなっていったらいいですね。
さて、今回のお品物は『太田吉亮 七宝・志野ぐい吞み』になります。
七宝とは金属の素材にガラス質の釉を焼きつける技法となります。非常にきれいな見た目をしており、お部屋に一つ置いておくだけでも非常に華やかな部屋になるほどです。
実は七宝焼は、愛知県名古屋市のお隣・七宝町の伝統工芸作品なんです。
全国的にはあまりなじみのないものかも知れませんが、中部地方では、お祝いや記念品などで七宝焼を贈られることが多々あります。
特に、高度経済成長期には冠婚葬祭などでたくさんもらったと聞きます。
簡単に七宝がどんなものか説明すると、金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、ガラス、シャコガイ、赤珠(しゃくしゅ)、瑪瑙(めのう)の事を表します。
七宝焼とは金属工芸の一種で、金、銀、銅、鉄、青銅などの金属製の下地の上に釉薬を乗せたものを約800度前後で焼成することによって、溶けた釉薬によるガラス質、エナメル質の美しい装飾を施した伝統工芸です。ガラスの質感と鮮やかな色合いが特徴的な工芸です。
今回ご紹介の太田吉亮さんは、七宝焼で様々な賞を取っている方で、日本だけでなくフランスのパリの展示会にも出品したことのある実績のある作家です。