皆さま、こんにちは。緑和堂東京支店で御座います。
8月もそろそろ終盤、夏休みも終わりを迎えるころですね。皆様のお子さん、お孫さんも宿題で焦っている頃でしょうか?私は宿題はギリギリになってから手を付けるタイプでした………
さて、本日は関東では久しぶりとなる象牙製品をご紹介させていただきます。それがこちら。
吉田 華正『六瓢蒔絵象牙棗』となります。
こちらは石川県の漆芸家、吉田華正さんによって手掛けられた金蒔絵を施した象牙棗になります。華やかな金彩で描かれているのは「六瓢箪」。瓢箪といえば昔から縁起物の定番ですが、中でも六つ揃った「六瓢」は、「むびょう」とも読めることから「無病」つまり、健康と長寿をもたらす縁起物とされております。内側は漆塗りには金粉を蒔いて研ぎだす「梨地」加工が施された非常に美しいものでした。
近年では象牙の価格は下落傾向にありますが、茶道具に用いられる象牙は比較的高値で取引されています。ご自宅の象牙製品、ご売却を検討の際は、是非緑和堂にお声かけ下さい。