皆様、こんにちは。緑和堂名古屋営業所で御座います。
今回、ご紹介させていただく作品は
『山田常山 作 朱泥茶器揃い』で御座います。
山田常山は初代常山から現在の五代目である山田想まで急須造りに携わってきた名家であり、三代目山田常山は人間国宝にも認定されています。初代常山は中国風の急須を得意とし、開祖である吉原葭州の娘は初代常山の妻であったことから吉原葭州が篆刻を施した作品も数多くあります。二代常山は本名を山田誠といい、父である初代常山に、篆刻を祖父吉原葭州に学びました。大正中頃からは小常山と名乗り、初代没後から二代常山を名乗ります。三代常山は本名を山田稔といい、初代常山に陶芸を学び、父・二代目と同じく小常山を名乗り、二代目没後三代目常山を名乗ります。1998年国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けました。四代常山(山田絵夢)と五代常山(山田想)は山田常山の良き後継者となり、先代の遺志を受け継ぎ、現在も全国の個展で作品を発表し続けています。
常滑焼の特徴は何といってもこの色合いです。陶器を作る時の粘土には鉄分が入っておりそのせいで製作が難しいなか、その弱点を逆手に取りその鉄分を生かしこの色合いを作り出したものです。
このような事から、今回はこの評価額となりました。
緑和堂名古屋営業所では、さまざまなものをお取り扱いしており、お客様のニーズに合った対応を心掛けております。
何かありましたら是非ご連絡のほどよろしくお願いいたします。