皆様、こんにちは。緑和堂名古屋営業所です。
今回のお品物は、『楠部弥一 作 東天紅置物』になります。
まず初めに、東天紅について少しお話させて頂きます。
東天紅とは、「夜明けを告げる長鳴の一番鶏」という意味になります。邪気を払ってくれるとされており、中世の絵画・縁起物に度々登場しています。
次に作家である楠部彌弌のお話をさせて頂きます。
楠部彌弌は京都東山区出身の陶芸家になります。作品の多技多彩でも知られており、とても素晴らしい作品の多くを世に排出してきました。
今回のお品物は、鶏のとさかの部分の金彩がすこし剥がれてしまっていて、とても残念でありました。他の部分は申し分ない状態でした。
年代の古くなるにつれ、塗装など落ちやすくなるお品物も御座います。また状態によって相場が違う事が御座いますので、保管されている方はご注意ください。
緑和堂名古屋営業所では、陶器・置物のみならず様々な古美術品・骨董品を集めております、お部屋の隅からこんなものが出てきた。などでもかまいませんので、一度ご連絡いただけると幸いです。