皆様、こんにちは。緑和堂名古屋営業所です。
7月ももう終盤になり、夏もまだまだこれからだと思うとちょっとつらい気持ちになります。こんな時期に気を付けたいのが熱中症ですよね。毎年亡くなる方もいるほど危険なので皆様も水分補給・食事・睡眠を取りながら熱中症に気をつけていきましょう。
さて、今日のお品物は『中村道年作 茶碗3点セット』です。
中村道年は明治から現代まで続く陶芸家となります。
大正12年愛知県の有名な八事窯を築窯し、今もなお続く家督の名称で、今は3代目の息子さんでもある5代目が当代となり、楽焼の名家として伝統を引き継いでいます。2代目からは表千家に入門して茶の湯の勉強など様々な歴史のある作家さんになります。初代の様々な技法を取り入れた作風によって作られた茶碗はとても見ごたえがあります。各地では個展を開いており、これからも目が離せない注目すべき作家となっております。
楽焼とは楽家歴代によって作られる茶碗や香合などになるのですが、系統として道年も入っております。
そんな方の茶碗3点セットとなっており、伝統を引き継いでいる中には独自の感性を織り交ぜているため、やや大振りな作品からは特別感を感じられると思います。今作は作品本体・共箱の状態が良かったことから、上記の結果になります。